徹底分析「強力わかもと®」

徹底分析「強力わかもと®」

日本人は元来、植物性食品を多くとる食生活を営んできました。しかし、近代から現代にかけて食の欧米化が進み、高たんぱく食、高脂肪食、低食物繊維食と、日本人の食生活は変化してきました。この変化に伴い日本の食文化がより豊かになったことは言うまでもありません。

しかしその一方で、元来の日本の食生活に適応した日本人の胃腸にとって、現代の食生活が大きな負担になっていることも事実です。これらの負担を軽減し、健康な胃腸に戻す「強力わかもと」の効果のポイントを徹底分析します。

3つの天然由来成分が3つの作用で3つの効き目

「強力わかもと」と「顆粒わかもと」は、消化酵素を生み出す麹菌「アスペルギルス・オリゼーNK菌培養末」、乱れた腸を整える乳酸菌(ストレプトコッカス・フェカリス菌)「乳酸菌培養末」及び生命維持に欠かせないビタミン、ミネラルやアミノ酸が豊富なビール酵母「乾燥酵母」の3つの天然由来成分の効果によって、消化管の働きを正常に近づけて身体を元気にしてくれます。胃の働きの弱い方、腸の働きの弱い方、体調が気になる方に役立ちます。

天然由来成分①

消化酵素を生み出す麹菌
「アスペルギルス・オリゼーNK菌培養末」

ー 米や麦の胚芽を利用し、より消化力の強い消化酵素を開発 ー 

生命活動の主役「酵素」

私たちヒトや動物は、生きるためには栄養素が大切ですが、生命を維持する上でもっと大切なものがあります。それが「酵素」です。

ヒトの体内で作られる「酵素」には大きく分けて、毎日の食べ物を消化や分解し、栄養素を吸収しやすくするための「消化酵素」と、吸収された栄養素を身体の各細胞に届けて有効に働く手助けや、毒素を汗や尿と一緒に排泄させる等、身体の代謝に関係する「代謝酵素」の二つがあります。

いくら栄養バランスに優れた食事をしていても、消化は胃や腸の組織が行うのでなく、そこから分泌される「消化酵素」が行います。もし、消化酵素が不足したら消化や分解が不十分となり、未消化の物質が腸内で悪玉菌のエサとなり、大腸菌などの悪玉菌が増え、善玉菌の乳酸菌などとのバランスが崩れて身体に害をおよぼす状態になります。

強力わかもとの消化酵素は、「胚芽麹」から開発

「ほしい酵素があったら麹菌を探せ」といわれるくらい麹菌は酵素の宝庫です。わかもと製薬は昭和11年(1936年)に麹菌の中から消化酵素の力価バランスに優れた菌株を発見し、「アスペルギルス・オリゼーNK菌」と名付けました。

この麹菌の性質を活かすために栄養素が豊富な「米や麦の胚芽」に注目し、独自に開発した胚芽組成の培地で固体培養することで、アスペルギルス・オリゼーNK菌は胚芽の栄養素で増殖し、アミラーゼ(でんぷん消化)、プロテアーゼ(たんぱく質消化)といった「消化酵素」を産生する胚芽麹の製造に成功しました。この胚芽麹が「アスペルギルス・オリゼーNK菌培養末」であり、「強力わかもと」と「顆粒わかもと」の主成分として大きな特徴になっています。

米や麦の胚芽で育てた「胚芽麹」

「胚芽」は植物の種子の中にあり、芽が出て成長する生命力の源であるため、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、アミノ酸及びミネラルなどの有用な栄養素が含まれています。また胚芽は食物繊維も豊富なので乳酸菌などの腸内の善玉菌が働きやすい環境を作ります。

「強力わかもと」と「顆粒わかもと」は、麹菌や乳酸菌を独自の胚芽組成の培地に植え付け、発酵させた固体培養物を製剤化していることから「胚芽」を母にもった製品といえます。

「酵素」で日本固有の食文化を作った麹菌

日本をはじめ東南アジアの食生活をみると、穀物をさまざまな形に変えて食生活に応用しています。その時に用いられるのが発酵です。

日本では米を発酵させて日本酒を、大豆を発酵させて味噌やしょうゆを作っています。その発酵させるときに「麹菌」を入れています。日本酒を作るには最初に蒸米と麹菌をまぜあわせます。麹菌が働いて米のデンプンをブドウ糖に分解します(米麹)。米麹に酵母と水を加えると、酵母がブドウ糖をアルコールに発酵して、日本酒ができます。味噌を作るには大豆と麹菌と水をまぜあわせます。麹菌は大豆のたんぱく質を消化しやすく分解し、また、うまみの元になるアミノ酸を遊離します。

一般的に、麹菌は菌体内で作ったたんぱく質を菌体外へ分泌産生する機能が特に優れています。麹菌の胞子を滅菌した穀物の表面に植え付けて固体培養することで、多種類の「酵素たんぱく質」を生み出すことができ、さらに培養中にこれらの「酵素たんぱく質」が培地の穀物成分も分解して新しくいろいろな物を作り出します。
このように日本の多くの食品には麹菌が使われ、繊細で複雑な味を作り出すもとになっています。

天然由来成分②

乱れた腸を整える乳酸菌
「乳酸菌培養末」

ー 米や麦の胚芽で培養したヒト由来の乳酸菌が生きたまま腸に届く ー 

ストレスや高齢化によって腸内フローラのバランスがくずれやすい現代社会では、そのくずれを改善するために乳酸菌を常に補給する必要があります。その乳酸菌の種類は数多くありますが、ヒトにはヒトの腸内に棲みついている乳酸菌が適しています。ヒトの腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす働きに優れており、ヒトの腸内フローラを改善し腸内環境を整えます。

「強力わかもと」の乳酸菌は、健康なヒトの腸内に棲みついている乳酸菌「ストレプトコッカス・フェカリス菌」を独自の胚芽組成の培地に植え付けて、固体培養し「乳酸菌培養末」を作りました。また、培地に含まれる胚芽には食物繊維が多く含まれ、腸内の水分を吸収して便量を増やすと共に有害物質を吸収し排泄します。

※腸内フローラとは
腸内に棲みついている細菌を腸内菌と呼び、それぞれの菌はスペースを持ちながら全体として集団を形成しています。この集団が叢(そう=草むら)または花畑(フローラ)のように見えるところから、腸内フローラと呼びます。

「強力わかもと®」の乳酸菌を育てる米や麦の胚芽

「胚芽」は植物の種子の中にあり、芽が出て成長する生命力の源であるため、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、アミノ酸及びミネラルなどの有用な栄養素が含まれています。また胚芽は食物繊維も豊富なので乳酸菌などの腸内の善玉菌が働きやすい環境を作ります。

「強力わかもと」と「顆粒わかもと」は、麹菌や乳酸菌を独自の胚芽組成の培地に植え付け、発酵させた固体培養物を製剤化していることから「胚芽」を母にもった製品といえます。

腸内フローラのバランス保持は健康の秘訣、その主役は乳酸菌

私たちの腸内には多くの微生物、特に善玉菌(有用菌)と悪玉菌(有害菌)が棲みついています。健康なヒトでは乳酸菌など善玉菌が多い状態の腸内フローラ(細菌叢)が保たれています。

また、食生活・環境の変化、ストレスや加齢と共に善玉菌(乳酸菌など)が減り、悪玉菌(大腸菌など)が増えて、腸内フローラのバランスがくずれると、消化しきれなかった食べ物が腸内で腐敗しやすくなり、便秘や軟便などの腸のトラブルや免疫の低下、発ガン物質の増加の原因となり、健康維持に支障をきたします。

腸内フローラのバランスを保つには善玉菌である乳酸菌が腸内で増殖しながら糖を分解して大量の乳酸を分泌産生し、腸内を弱酸性の環境にして悪玉菌が棲みつくスペースを狭め、増えることを防ぎます。 また、乳酸菌は免疫を担当する細胞を刺激して免疫力を高め、体内に侵入してきた病原菌や毒素などの異物から腸内を守り、常に腸内環境を整えています。

天然由来成分③

栄養たっぷりビール酵母
「乾燥酵母」

ー ビタミン、アミノ酸、ミネラルの宝庫 ー

ビール酵母が健康づくりをサポート

飽食の時代といわれる現代においても栄養不足・栄養の偏りは食生活における問題点の一つです。健康維持に欠かせない栄養はまんべんなく均一に摂りたいものですがなかなか難しいもの。

昭和初期に胚芽や酵母の研究から、ビールの製造過程で発酵が終わり底部に沈殿した酵母菌体には生命維持に欠かせないビタミン、アミノ酸やミネラルなどを豊富に含む事がわかり、このビール酵母を日本で初めて錠剤に加工し、医薬品として昭和4年(1929年)に発売したのが「強力わかもと」の前身「若素」です。

「強力わかもと」のビール酵母「乾燥酵母」にはビタミンB1をはじめとしてビタミンが9種類、体内で作ることができない必須アミノ酸9種類を含むアミノ酸が16種類、鉄分、カルシウム、マグネシウム等のミネラルが7種類含まれ、栄養補給に役立ちます。さらに食物繊維が腸内の水分を吸収して便量を増やすとともに有害物質を吸収し排泄します。

「強力わかもと®」の成分一覧

ビタミンチアミン硝化物(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ビタミンB6、ビタミンB12、ニコチン酸アミド、パントテン酸、葉酸、ビオチン、イノシトール
ミネラル鉄、リン、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、アルミニウム
アミノ酸イソロイシン、スレオニン、トリプトファン、バリン、フェニルアラニン、メチオニン、リジン、ロイシン(以上、必須アミノ酸)
アスパラギン酸、アルギニン、グリシン、グルタミン酸、シスチン、セリン、ヒスチジン、プロリン